不動産経営をしている方は、原状回復と現状回復の違いについて気になるのではないでしょうか。
読み方は同じですが意味が異なるため、正しく理解しておく必要があります。
そこで今回は、原状回復と現状回復の違いについて解説していきます。
原状回復と現状回復のそれぞれの意味について
「原状」回復とは?
賃貸の「原状」とは、もともと貸し借りをする前の状態を指す言葉です。
つまり、原状回復とは、入居する前の状態に戻すということです。
例えば、掃除をしなかったために発生させたカビやDIYによって開けた穴などがあれば、元の状態に戻さなければなりません。
そのための修復などを原状回復といいます。
ただし、経年劣化による損耗などは、借主に原状回復の義務は生じません。
あくまで借主の故意や過失などによって生じた損害が対象となります。
「現状」回復とは?
一方で現状回復の「現状」」とは、現在のことを指す言葉です。
つまり現状回復とは、今の状態に回復させるという意味になり、賃貸においては誤った表記である可能性が高いです。
契約書などでたまに現状回復と書かれていることがありますが、正しくは原状回復と考えられます。
まとめ
賃貸借契約では原状回復の条項があることが一般的です。
しかし、現状回復と誤った表記で書かれていることがあります。
弊社は賃貸ビジネスのプロですので、間違いのない賃貸経営のサポートをさせていただいております。
不動産経営でお悩みの方は、ぜひ弊社にご相談ください。